12/09/2019
一生に一度しかない成人式を盛大に祝いたいですよね
でも何から始めればいいの?みんなはどうやってるの?
と悩んでいないですか?もちろん皆さん分からない事だらけなので、 今回は成人式の振袖で悩まないために、
疑問1:振袖の着付けは一人でもできるの?
疑問2:振袖の着付けはどうやって進める?
について次の順番で分かりやすく説明します。
振袖は一人では着れない?
振袖を一人で着付けするのは無理ではないですが、おすすめはできません。
振袖の着付け問着の着付けと比べて帯幅と振袖部分に大きな違いがあります。
帯の種類は大きく分けると3つあります。
①半幅帯 ・・・浴衣に合わせるために細くて長いのが特徴
②名古屋帯 ・・・普通の着物に合わせてお太鼓結びをするのが特徴
これらの帯は帯幅が狭く芯地も柔らかいので一人でも着付ける事ができます。
③振袖用袋帯・・・帯幅が広くて帯が長いのが特徴
振袖はその名の通り長い振袖がついているため、一人で袋帯を扱うのはとても難しい作業になります。
※絶対に無理という事ではないので、もし一人でする必要がある方は事前に十分な練習をすることをおすすめします。一人で着付ける方法はこちらのリンクに詳細がありますので、そちらをご参照ください。
https://www.kimono-study.com/dressing-up/post-171
振袖は一人では着れない?
一人で振袖着付けを行えない場合は誰か他の方にお願いすることになります。
そこで重要になってくるのは以下の3つのことです。
STEP1:場所選び →まず誰にお願いするか決めましょう
STEP2:料金 →着付けをする人によってかかる費用が違います
STEP3:道具選び →振袖着付けに必要な道具を揃えましょう。
ひとつずつみていきましょう!
STEP1:場所選び
着付けをお願いする場所は大きく分けて4つあります。
それぞれメリットとデメリットがありますので、自分にあったものを選びましょう。
振袖購入もしくはレンタル先にお願いする場合
メリット
振袖を購入もしくはレンタルされた場所では、無料で着付けを行うサービスを行っている場合があります。
デメリット
購入もしくはレンタル先では着付け行う場合、多くのお店では自社サービスではなく近くの美容院へ外注します。
なのでこのサービスを受ける場合には自分に合ったものかどうか十分な確認が必要になります。
家族や知人にお願いする場合
メリット
遠慮なく自分の意志を伝えられる。
デメリット
身近に振袖の着付けができる人が見つかりにくい。
着付け出張サービスを利用する場合の料金
メリット
サービスの提供先が多く、選択肢がたくさんある。
デメリット
実際に自分に合ったサービスを提供してもらえるか事前に知ることが難しい。
着付けのできる美容院にお願いする場合の料金
メリット
行きつけの美容院が着付けサービスを提供している場合は気軽に相談しやすい。
行きつけの美容院が着付けを行っていない場合でも、他の美容院を紹介してくれる場合がある。
デメリット
成人式の予約は殺到しやすいので、早めに申しこむ必要があります。
STEP2:料金
着付けのみのの相場は5000円〜20,000円程度、ヘアメイクと着付けがセットなら10,000円〜28,000円程度となっています。
では、実際に先ほどの4つの場所での着付けする時の料金に関する注意点をお伝えしたいと思います。
①振袖購入もしくはレンタル先にお願いする場合の料金
最近では振袖をレンタルする人が増えてきたので、着付け無料レンタルプランなどが一般的になってきました。
前撮りの時と成人式当日の着付け料金が含まれているケースが多く、プラン内のサービスには追加料金がかからないという点が魅力です。
ただし、このサービスを利用する際には、プランの中にどのようなサービスが含まれているかしっかりと確認する必要があります。
②家族や知人にお願いする場合の料金
身の回りに着付けの免許を持っている人がいる場合は着付けをお願いすることができます。
費用が掛かりにくく安心して頼む事ができます。
ここで、注意が必要なのは着付け資格には、民間資格から国家資格までさまざまなものがあります。
一般的には中級(2級程度)の資格を持った方であれば、人に着付けができると言われています。
着付けをお願いされる方に事前にどのような着付けができるのか確認しましょう。
③着付け出張サービスにお願いする場合の料金
出張着付けサービスの料金は「着付けを行う人数×(着付け代+ヘアメイク代)+出張代」で計算される場合が多いです。
また、追加料金は着物の種類や早朝料金、オプション料金、着付けを行う時期によって値段が変わります。
料金の見積もりをお願いする時点で、着付けの日程や細かな要望をお伝えすることが必要です。
④着付けのできる美容院にお願いする場合の料金
地域によって料金は異なりますが、着付けだけでなくヘアメイクがセットになっているケースがあります。
どうしても自分でヘアメイクをしたい、別の場所にヘアメイクをお願いしたいというこだわりがあまりない方はこのお得なセットを利用されることをおすすめします。
STEP3:道具選び
振袖を着付けるためには、必要なものがたくさんあります。
①振袖本体編
振袖用袋帯
帯はさまざまな種類があり幅や長さ、格(TPO)が異なります。振袖は正装に値する着物のため、袋帯を合わせましょう。
袋帯は、 仕立て上がりの長さが約4m20cm、幅約31cmの長方形で種類が多彩なことが特徴です。
振袖は帯の色や柄でコーディネートの雰囲気がガラリと変わるため、必ず振袖と合わせて決めるようにしましょう。
②和装小物編
足袋
足袋は着物用の靴下みたいなもので、足指が親指と他の指の2つに分かれるようにできています。
自分の足のサイズにあったものを選ぶようにしましょう。
肌襦袢と着物スリップ
肌襦袢や着物スリップは、和装の下着で素肌に着用します。
肌着のひとつなので、吸水性や保湿、通気性に優れたもの、洗濯が簡単なものを選ぶようにしましょう。
長襦袢
長襦袢は肌着の上、着物の下に着るインナーです。
袖口や裾などから襦袢が見えるため、襦袢と着物の色や柄合わせることでこだわりのあるおしゃれを目指せます。
衿芯
衿芯は長襦袢に縫い付けた半襟に入れることで、襟の形を整える役割があります。
その素材は様々で、硬さや襟の形の好みに合わせて選ぶようにしましょう。
腰紐
腰紐は着付けに使う紐のことで、着物を着るときに形を整え、着崩れしにくくするものです。
長襦袢用、着物用、仮紐用に使うので、3~4本ほど用意しましょう。
伊達締め
伊達締めは着付けが緩まないように抑えるための紐です。
長襦袢用と着物の下帯用の最低2本は必要です。
コーリンベルト
コーリンベルトは伸縮性のある繊維ゴム紐の両端にクリップが付いているもので、襟元に合わせて固定する胸紐の役割があります。
襦袢用と着物用に使う事があるので、数本あると便利です。
三重紐
三重紐は華やかな帯結びを作る時に便利な仮紐です。
何枚もの羽を作るときにあると便利なので、必要かどうかは着付ける人に相談しましょう。
前板と後板
前板と後板は帯の胴の部分をすっきり見せてくれるアイテムです。
種類がいくつかあり、用途に応じて使い分ける必要があるので、どんなものを揃えるべきか着付ける人に相談するのが良いでしょう。
帯枕
帯枕は帯の形を整えるために使う和装小物です。
大きさや形、厚みなどによって種類が異なり、帯の結び方や着付けられる人の年齢や好みによって使い分けられるので、こちらも相談するのが良いでしょう。
帯締め
帯締めは、帯の中心部を結んで引き締める紐です。
柄の少ない振袖に華やかな飾りでアクセントを付けたり、派手な振袖にシンプルな帯締めで全体を引き締めたりすることができます。
ただし、帯締めと帯揚げが同じ色にならないように選びましょう。
帯揚げ
帯揚げは染色によって多様な色がありますが、着物の色に合わせて選びます。
着物の柄から一色か、着物の地色の補色が一般的な合わせ方になります。
少しアレンジを加えるとすれば、振袖と帯の色の関係を踏まえながら、少しずらして色を選ぶといいでしょう。
伊達衿
伊達衿は長襦袢と振袖の間に着ることで、衿を何枚も着ているように見せる和服の衿の一種です。
振袖と被りすぎない色をの中で、振袖の柄の色に合わせるとより映えやすいでしょう。
③和装小物セット編
草履バッグセット
振袖に合わせる草履バッグセットでは、色や生地選びも重要になります。
ポイントは、振袖や帯との色や柄のバランスを考えることです。
ショール
振袖のショールに決まりはありませんが、着物の柄や色みなどを考えて、好みのものを選ぶのが良いでしょう。
ショールは着付けが完成した時に、見えている面積が大きく、全体の印象を左右します。
利用する場合は、トータルコーディネートを意識しましょう。
まとめ
人生に一度の大切なお祝いを美しく着飾って迎えるためには、事前準備がとても大切です。
成人式当日に着付けだけでなくヘアメイクやメイクをする時間が必要になってくるので、プロの方にお願いしたほうがかえって安く済むのかもしれません。
お知らせ
Hair salon Vogueでは成人式振袖の着付け及びヘアメイクサービスを多数のお客様にご利用いただき、大変ご好評頂いております。
ぜひお問い合わせください。
※ご予約人数の都合上、予約制限をさせていただく場合がございます。ご了承ください。
また、成人式のみならずお祝い事での着付けサービス等も行っておりますので、そちらもご利用ぐださい。